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予防接種・検診

Vaccination and screening

接種可能なワクチン

各種予防接種を行っております。乳幼児から大人まで接種できますのでお電話にてお問い合わせください。

予防接種を受けられない方、注意が必要な方

  • 発熱(37.5℃以上)ある方
  • 重篤な急性疾患を引き起こしている方
  • ワクチンに含まれる成分(卵、抗生物質、安定剤など)のアレルギーがある方
  • 風疹、麻疹の予防接種を受ける予定で妊娠している方
  • 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気などで治療を受けている方
  • 未熟児で生まれ、発育状態の悪い方
  • 予防接種後2日以内に発熱や発疹、蕁麻疹などアレルギー症状がみられた方
  • 今までにけいれんを起こしたことがある方
  • 過去に免疫不全の診断をされた方、また近親者に先天性免疫不全の方がいる方

帯状疱疹ワクチンについて

はじめに

帯状疱疹ワクチンについて はじめに

当院は整形外科クリニックで、腰痛や背部痛の患者様が多数来られます。
ほとんどは筋性由来の痛みが多いですが、激しい痛みやしびれを伴う場合、まれに皮疹を伴っていることがあります。これが、帯状疱疹です。治療に関しては、皮膚科の先生にコンサルトしますが、その後神経にダメージが残ることの影響で痛みが難治性になることもみられます。

帯状疱疹とは

帯状疱疹とはウィルスが原因として起きる感染症です。ウィルスの名前は水痘・帯状疱疹ウィルスといいます。このウィルスは初めて感染した場合は水痘になりますが治ったあともウィルスが体の神経に残ります。普段問題はありませんが疲労やストレス、またリウマチ薬・難病に使用する薬・抗がん剤・糖尿病・加齢に伴い免疫力が低下すると発症する可能性が高くなります。
また、50歳以上は帯状疱疹に罹患する可能性が若年時と比べ高くなるといわれています。

帯状疱疹の問題点

まず、発症した場合痛みが強くまた前述したごとく神経にダメージが強い場合後遺症が残り、顔面に発症した場合は顔面神経麻痺が起きる場合もあり、視神経にウィルスが入り込むと失明の危険もあります。また、最大の問題点として免疫抑制剤、抗がん剤治療を施行されている場合、帯状疱疹の発症により治療を中断もしくは中止をしなければならない場合があります。

帯状疱疹の発症の割合

帯状疱疹の発症の割合

2009年から2015年の宮崎県の調査で(宮崎スタディ)で80歳まで3人に一人が発症していることがわかりました。また、2008年12月から2009年11月の香川県小豆郡に在住する調査で50歳以上 12522例で帯状疱疹後神経痛をおこした割合は19.7%約5人に1人が発症後痛みに悩むということになります。

帯状疱疹ワクチン

この度、乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン シングリックスがグラクソ・スミスクライン社から発売されました。50歳以上の有効性が97.2% 70歳以上の有効性は89.8%以前からある水痘ワクチンと比べ約10年のワクチン使用の効果はよく現在アメリカでは、このシングリックスのみが帯状疱疹予防ワクチンとして認可されています。

費用について

シングリックスは2回接種が必要ですが、1回あたり1万円の補助が50歳以上に限り墨田区からでています。
1回あたりの自己負担は12,000円で2回では24,000円です。
水痘ワクチンは約半分値段で接種可能ですが、効果はシングリックスの方がデータ上予防率は高くシングリックスの投与をおすすめします。

50歳以下で接種を希望される方は現在公費の扱いではありませんので、自費で1回あたり22,000円になります。

副反応

注射部位の発赤、発熱、悪寒です。

ご希望の方はお問合せください。

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